ひとりでできるかな_手術 in シンガポール

駐在3年目、アラフォー海外単身赴任。シンガポールでの腹腔鏡下筋腫核出術、子宮鏡下核出術、腹腔鏡下卵巣嚢腫摘出術、ポリープ摘出術の体験記

手術1日目。カオス。

めまいが生じて再輸血

(※無事に仕事復帰したのだが、したとたん残業の嵐で更新が途切れる。命が危うい。)

 

手術翌日。正直朦朧としていて記憶があまりない。

朝起こされて一番シャワーを浴びる。介添を得てなんとか終えたものの、めまいでぐったり。当然食欲はない。

ドレナージ(術後腹部から滲出している体液を体外に逃がす)のための管+300mlくらいのボトルがぶらさがっておりこれが大層邪魔。見た目もグロい(ので写真を撮らなかった)しなんとなくもったいない。

わたしの大事な血液(+その他の体液が)・・・!ボトル内の体液が赤色をしているのでよりもったいなく感じる。

自然気胸(肺気胸)の治療方法 【胸腔ドレナージ】 自然気胸(肺気胸)体験情報局

(↑部位は違うものの雰囲気こんな感じ)

 

朝食(何を食べたか覚えていない)を一口二口口に入れてダウン。点滴を輸血に切り替えてもらう。

 

食事を間違えられる

食事は朝昼晩、所定の用紙に記入して希望したものを食べられる。

メニューを見ると、サーロインステーキ、親子丼、かつ丼等なかなかアグレッシブなメニューが並ぶ。

む、無理。

手術直後、そんなものを食べる食欲はとても無かった。

なかったのだが、「もしかしたら、おいしそうなものが出てきたら食べられるかな?」という期待もあり、いちおう喉を通りそうなものを選ぶ。

昼食→コーンスープ、おかゆ、フルーツ

夕食→味噌汁、さわら定食、ヨーグルト

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(用紙はこんな感じ。これは翌日分なのでチェックしてある場所が違うがご愛敬)

 

ところが。

昼食に出てきたのは味噌汁、さわら定食、ヨーグルト。

「あ、夕食と間違えたな」と思ったのだが、どのみち食べられないしぐったりしているのでスルー。コーンスープとヨーグルトを数口すする。

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昼食後数時間して、看護師さんが「夕食はおかゆでいい?」と確認しに来たので「ふむふむ、昼食の間違いに気付いて、昼食の予定だったおかゆを夕食出してくれるのだな」と夕食を待つ。

 

すると、夕食に出てきたのは・・・

味噌汁、さわら定食、ヨーグルト。

えっデジャヴ?

オペレーションどないなっとんねん。

しかも昼食の時に「まだ固形物は食べられない」って確認したばかり。

ここはさすがにクレームを入れて作り直してもらう。

おかゆは美味で5口くらい食べられた。

 

言葉のせいかオペレーションのせいなのか

それから、ちょっと困ったのが看護師さんとのコミュニケーション。

皆英語ネイティブではないしシンガポール人でもない模様。

よって、言葉がけっこう片言なのだ。(好意的に見れば、朦朧としている相手にわかりやすく伝えようとしているともとれるが。。。)

例えば、術後の回復力を高めるために歩けるだけ歩かせるのが通例。

看護師さんから

「After finish lunch, we walk」と言われて”昼食が終わっ、たら歩いてね” の意?”歩けるよ” っていう意味、でも ”we"って言ってるから”一緒に歩きましょうね”という意味かな。。。と思っているといつまでたっても看護師さん来なかったり。(結局自力で歩きました)

オペレーションどないなっとんねん、とここでも思うこと数回。

 

朦朧としてるし食欲はないし寒気も続いている(どうやら発熱していたらしい)。

麻酔のせいか喉が猛烈に痛く、黄色い痰が出る。咳も出る。

本当に明日退院できるのだろうか・・・